過去に戻りたいって常々思う。
特に学生時代に戻りたい。
決して輝かしい栄光があったわけじゃなく、
いつもチヤホヤ持て囃されてたわけでもない。
どっちかといえば目立たないほうだったし、人見知りだったし、
友達も多い方ではなかった。
でも楽しかった。悲しい、苦しいこともそりゃいっぱいあったけど、
トータルで考えると楽しかった。
贅沢を言えば、今の記憶、知識のまま戻りたい。
そうすればもっと楽しめただろうし、チヤホヤされるかもしれない…。
というかとにかくチヤホヤされたい。
それが過去に戻りたい理由のすべてかもしれない。
学生時代にチヤホヤされていた人だって、
きっと過去に戻って再度チヤホヤされたいって思っているに違いない。
学生時代なんて、チヤホヤされるかされないかが全てだろう。
チヤホヤされる人を見て、敗北感を味わい、
あんなにチヤホヤされたら、バラ色の人生だろう、
こっちなんてバラ色の珍生にもなりゃしない、なんて心の中で妬むのだ。
チヤホヤされるのなんてほぼ学生時代だけのもので、
学生時代にチヤホヤされなかったものは死ぬまでチヤホヤされないのだ。
チヤホヤを味わえないまま墓に入るのだ。
そんなの殺生な話じゃないか。
そして夜中、枕を涙で濡らすのだ。
実際は、今の記憶、知識のまま過去に戻っても、
必ずチヤホヤされるなんて保証はどこにもない。
でも確率は少なからず上がるはずだ。
きっと大丈夫だ。
友達と飲みに行くと、そんな話ばかりしている。
現実逃避の如く、過去に戻ったあーしろこーしろと作戦会議ばりに真剣に考える。
学生時代が終わってしまったら、もう人生も終わったようなものだ、と思ってしまう。
社会人になってしまったら、楽しいこと1割、辛いこと9割だろう。
せめて夢の中だけでも過去に戻れないのだろうか。
夢の中を自由にコントロールできるなら、
それもきっとタイムマシンの一つと言えるだろう。
でも、それほどまでに学生時代に固執している、
戻りたいと願うということは、少なからず学生時代は有意義なものであった
ということなんだろう。そう思えるということはある意味幸せなんだろう。
きっと戻りたくない人だって少なくないだろうし。
高校生時代に出来た友達と今も繋がっている。
逆に社会人になってから知り合った人の中で友達と呼べる人はいない。
自分が過ごしてきた学生時代は、その記憶は一生の宝物だろう。
その宝物に支えてもらいながら、これから生きていくのだろう。
でもやっぱりチヤホヤされたいなあ。
だれかチヤホヤされるマシンを開発してくれないかな…。150万までなら出すよ。
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